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  • 執筆者の写真Sean Sato

言霊と病気

 日本には言ったことが現実となるという『言霊』文化があります。

妻が腹膜炎で高熱を出し、治療が遅れたために死ぬ目の病気に突然なりました。病は気からと言います。妻は肋骨を折っていても気付かず仕事をしていたし、病気にはかかったことが無いと丈夫なことを自慢していました。菌 の量が病院で見たことがないほど異常に高い数値になっていて、抗生物質治療でようやく熱も下がり窮地を脱することができました。炎症や感染症を調べる数値は「CRP(C-リアクティブ・プロテイン)」で、基準値は0.3mg/dl以下であり、1mg/dl以上で中等度、10mg/dl以上で高度炎症反応、めったに出ることがないのが、敗血症やガンの末期や、高熱で難治性の肺膿瘍などでは30~50mg/dlもあるとのことなのに、そのCRP値が何と35になっていたのです。

看護師から後になってからいつ心臓が止まってもおかしく無いほど危ない状態だったと聞かされて、もしそんなことを言われていたら死んでいたかもと笑っています。自分の健康には過剰な自信を持っていたことが今回は幸いして、死なんて全く考えなかったのが良かったのかもと言っています。

妹の夫は40代に食道癌で亡くなりました。いろいろなストレスも有ったのか、いつも指先で喉のあたりを摩りながら自分は癌だ、癌だと言っていましたが、病院の検査では癌はありませんでした。そんなに気にしていつも癌だ、癌だと言っていると本当に癌にかかってしまうのではと心配していたら本当に癌になってしまい、若くして残念ながら亡くなりました。

玉川小町の販売を秋田象潟の道の駅ねむの丘で販売していた頃出会ったお客様はまもなく肺癌4期を宣告されました。それから8年経って癌は消え去り元気に過ごしています。彼の生きようとする意思のエネルギーの勝利だと思っています。そのエネルギーの元になったのは外国人の若い美人の奥様です。そして、抗がん剤治療を受けながら病院の倫理委員会にかけられても二人の間に赤ちゃんを授かったことです。誕生した赤ちゃんは心配されたことが現実となって病気を持って産まれました。しかし、幸いに手術が成功して健康にすくすくと育っています。もちろん良い治療の結果もあるでしょうが、何よりも生きようとすると気力と行動が病気を克服したと思います。

マイナス思考の人を殺すのは簡単だそうです。医者にはどこも悪いところが無いと言われたのになんか体調が悪くてといつも言っている人に『そういえばいつも顔色が悪いね』と一言告げるだけでどんどん落ち込んで本当に病気になってしまうことです。

美肌についても同様です。催事でお客様に商品を紹介しようとすると『今さら・・・』と言って立ち去るお客様がおられます。逆に『いつまでも綺麗にいないとね』と言われると思わず笑顔になります。お二人のお顔を比べると美肌の違いだけでなく活き活き感にも違いがあります。

一度しか無い人生、誰しも生まれた時点から死に向かって生きているのです。辛い時こそ前向きな言葉を大切にして日々過ごすようにしたいものです。




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