• Sean Sato

騙されたと思ってと...

 初めてのお客様に商品の説明をして購入する段になってたまに言われることがあります。『騙されたと思って』の一言です。常套句のひとつで何気なく使っている場合があるかと思いますが、気分の良い言葉では無いです。買う立場からすれば自己防衛の言葉かとも思います。お金を出して買った商品が自分の期待した価値が無かったときのための精神面の保険にする言葉です。また、良さそうで一応信用はするけれどやはり使ってみないとね、と言う信頼関係を築く初段階の言葉でもあります。

しかし、良く考えてみれば『あなたの言っていること商品はまだ信用はしていませんよ』。そう言っていることです。自ら開発して絶対的な自信を持って、商品を売ると言う気持ちより本当に良いものだからと紹介をする気持ちでご説明をしています。正直をモットーにしており毛頭騙して売りつけようなどと考えてもいません。多少むっとしますが、『騙されたと思ってと』と言って買われるお客様には、更に信用と言うより商品に対して理解を深めてもらうために『全成分をご覧ください。全て分かる成分ばかりでしょう。』、『弊社の社名のオーセンとは英語でauthentic(本物の、信頼される)から取った言葉で、創業21年本物を目指して10年目に授かった商品です』と商品を梱包しながら付加えて、暗に騙してなんかいませんよご安心くださいと言う気持ちを伝えています。

立場が変わって、販売員が『騙されたと思って買ってよ。』と言うのも耳にします。本当は騙していないし、本当に良いものだからと言う場合と、騙してでも売るための常套句の場合もあります。そうなると何を信じて商品を買うかです。

『使って見ないと』と言う言葉も本質は同じところにあります。要は使用感に騙されないことです。全成分をしっかりと見て、勉強して、世間の評判やブームに流されないことです。物の価値を知るにはそのおおよその原価を計算できるようになることです。シャンプーを例にすれば全成分が水から始まれば半分前後は水です。水の原価はタダ同然ですから商品の値段の半分は水の値段です。更に頻繁に広告を見聞きする商品の40%ほどは広告宣伝費です。そうすると価格の残りは10%程度です。そこから製造コスト、容器代、ラベル代、人件費、物流費・・・などを引くと実際の価値のある成分コストはいったい幾らなのかと。そうです。微々たる金額であることがわかります。まして、石けん素地自体もグレードがありますし、成分原価を如何にさげてより満足な使用感を作るかに邁進しているとしか思えません。要はそこを見抜く力を養うことです。

食べ物の場合も同様に『美味しいから騙されたと思って・・・』と良く使われます。好き嫌いの多い子供、もっとも偏食の多い、見た目で食べない人です。私も妻に言われたことがあります。『本当に美味しいから騙されたと思って食べてみて』と。夫婦と言うものは面白いもので、妻は何でも食べるし、食べるのが好き。私は見た目と味に癖があるものが駄目で、秋刀魚の一番美味しいところは黒い腹の部分と言う。ししゃもも卵の食感が駄目で僅かな身の部分だけしか食べないと呆れられるくらいです。苦いのも辛いものも苦手で、美味しいからと言われても見た目と苦味を感じるだけで騙されません。秋刀魚は私は背と尾の身を妻は腹の部分と役割分担ができています。鮭でも皮が一番美味しいと言いいつ食事の際は皮を狙っているのをひしひしと感じるので、皮の部分を取り渡すと嬉しそうな笑顔を見せます。騙す話しもこんなたわいもない話なら深く考えることは無いですね。


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